再編にらみ 自民に火種 攻勢も支持回復つながらず…(産経新聞)

 ■舛添氏新勉強会に中川、鳩山邦氏

 17日の党首討論に臨んだ自民党の谷垣禎一総裁に対し、党内では「野党党首らしくなってきた」(山本一太参院議員)との評価や「もう少し詰めてもいいかな、というところはあった」(柴山昌彦衆院議員)との声が交錯した。しかし、鳩山由紀夫首相をいくら追い詰めて内閣支持率を削っても、それが世論の自民党支持につながっていない。夏の参院選への危機感が募る中、政局のキーマンと目されている舛添要一前厚生労働相(61)らが新たな勉強会を立ち上げるなど、次をにらんだ動きが党内で活発化してきた。

 「政界再編を野党がやるのは極めて難しい。自由な議論を党内でやることが、自民党の活力になる」

 自民党内に「経済戦略研究会」が17日発足し、会長に就任した舛添氏は、党内議論の活性化の重要性を強調した。

 勉強会は、菅義偉元総務相(61)ら執行部に距離を置く国会議員が呼びかけ、28人が出席。政界再編に向けた動きが注目される鳩山邦夫元総務相(61)と中川秀直元幹事長(66)も顔をみせた。

 鳩山氏は、最近の週刊誌で平沼赳夫元経済産業相のグループやみんなの党を巻き込んだ新党結成への意気込みを表明したばかり。中川氏も年初に参院選前の政界再編に言及し、今月10日には勉強会を発足させた。両氏とも世論調査で人気のある舛添氏の取り込みを画策してきたとされている。

 ただ、3氏の思惑が一致しているわけではない。中川氏は「真剣な戦略を考えるのは大賛成だ」と勉強会に賛同の意を示したが、鳩山氏は、勉強会が検討課題に郵政民営化と「官から民」の徹底を示したことに疑問を呈し、途中で退席。「なんだか『舛添争奪戦』みたいだな」との言葉を残して党本部を後にした。

 党内では、与謝野馨元財務相(71)や園田博之幹事長代理(67)らも勉強会を再開させ、17日には国会審議の中で政府・与党を徹底的に追及するよう執行部に申し入れた。鳩山氏と与謝野氏は週内に意見交換する予定だ。

 政界再編について大島理森幹事長は「国民は求めていない」と強調、谷川秀善参院幹事長は「あんなもの(舛添氏らの勉強会)は百害あって一利なしだ」と切り捨てた。しかし、勉強会に出席した一人は「このままの自民党ではダメだとの思いで、出席者全員は共通している」と述べており、自民党内の火種はますます広がっていきそうだ。

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